2006年度
静岡県自然学習資料保存事業中間報告

横山 謙二

最終更新日:2007年9月20日



 本年度の静岡県自然学習資料保存事業については、昨年度から継続して作業をしている湯浅氏植物標本の整理作業のほか、昆虫標本、岩石・鉱物標本などの受け入れ作業を行っています。

 湯浅氏植物標本は、前号でご紹介しましたが、65,000標本のうち5,600標本のデータ入力が終了しました。ただし、これらについてはデータの並べ替えや確認作業を行う必要があります。また、新たに収集した標本が加わったため、過酷な作業がまだまだ続きそうです。

 昆虫標本については昨年度ご紹介した標本のほか、稲葉 茂氏コレクション(5,385点),小松庄次郎氏コレクション(約660点),杉山恵一氏コレクション(約10,000点)が新たに搬入されました。また、平井克男氏コレクション(約3,000点)・高橋真弓氏コレクション(約600点)が追加搬入されました。現在、事業室では、これらの新たに加わった標本の整理・受け入れ作業を行っています。

 化石・鉱物・岩石標本については、昨年度までに搬入された、池谷仙之氏化石コレクション(499標本)、静岡県地学会コレクション(1,389標本)、鮫島輝彦氏岩石・鉱物コレクション(2,686標本)、寺田昭氏鉱物コレクション(112標本)の受け入れ作業が終了しており、今後仮評価を行う予定です。長沢敬之助氏岩石・鉱物標本(約1,500標本)については、現在整理作業中です。これらの作業のほか、小川賢之輔氏の寄贈図書の整理作業などを今後行っていきます。

 今後の標本搬入予定の標本としては、土 隆一氏化石コレクション(約1,000標本)、大橋昭彦氏鉱物・岩石コレクション(2,170標本4,400点)、志村義雄氏植物コレクション(5,000点)、杉野孝雄氏植物コレクション(30,000点)などがあります。これらの標本が搬入されると、現在の標本室は、ほぼ標本で埋め尽くされることになります。


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登録日:2007年9月20日


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