静岡県の自然系博物館への今後の取り組み
(県企画部長との面会概要)

三宅 隆

最終更新日:2007年9月20日



 静岡県では、静岡県総合計画「魅力ある"しずおか"2010年戦略プラン」 後期5年計画の中に、
第1章の「環境の世紀」を拓く“持続可能な社会”づくりと第6章の未来を拓くために何ができる“意味ある人”づくりの2ヶ所に、短い文章ですが、自然系博物館の推進について記載されています。以下にその部分を引用します。

第1章 「環境の世紀」を拓く“持続可能な社会”づくり

 6 環境保全活動の促進
(1)環境教育・環境学習の推進
○環境教育・環境学習に必要な諸条件の整備及び推進体制の確立
 環境に関する学習施設・設備と学習機会の充実を図るため、富士山こどもの国、浜名湖ガーデンパーク、田貫湖自然ふれあい塾、学校ビオトープの積極的な活用に努めるとともに、自然系博物館についての検討をすすめます。

第6章 未来を拓くために何ができる“意味ある人”づくり

 5 地域社会における人づくりの推進
(3)知識社会に対応する社会教育機会の充実
  [施策の方向]
○図書館や自然系博物館の整備・充実
 富士山、浜名湖、駿河湾など、本県の優れた自然を学び、研究する拠点になる自然系博物館の検討を進めます。
 
 これらを踏まえて、今後の県の自然系博物館に対する取り組みについての見解を聞きたいと、5月12日に花森企画部長と面会しました。

 当NPOからの参加者は、池谷仙之理事長、伊藤通玄、高橋真弓、三宅 隆、湯浅保雄の各理事及び森 義之事務局員の6名でした。
 1時間ほどの話の中で、概略ではありますが、下記のようなことが確認されました。

○ あくまでも、花森企画部長の個人的な考えとの前提でしたが、現状では、展示施設より先に、収蔵庫の必要性、研究の必要性を重視し、アメリカのスミソニアン研究所のような、それぞれの分野に適した施設を先行する方がいいのではないか。
 さらに、収蔵、保存の施設としては、空き教室の活用も、考えられるとのこと。
 場所の候補の一つとして、静岡市駿河区の日本平山麓の県有地などもあげられました。

○ 設立準備室や公式な委員会の設置については、現時点ではまだ難しいが、その前段階の企画部職員と、当NPOとの自然系博物館に関する勉強会は、実施してもらっても問題ないとの了承を得ました。

○ 現在、静岡県林業技術センターにある100箱ほどの昆虫標本については、静岡市清水区辻の当保存事業所に移し管理することについて、進めていくことで了承を得ました。

以上、博物館建設に向けての大きな進展の声は聞かれませんでしたが、少しは希望の光は続いていきそうです。

なお、部長との会見前に面会した、当会会員でもある天野 一県議からは、今後共の協力を約束していただきました。さらに、今まで県議会で何回も質問があるにもかかわらず、少しも進展していかないのは、議会軽視であるとの意見をいただきました。また、議会からの働きかけを強めるためにも、少しでも多くの県議に、サポート会員になってもらえるように協力をお願いしてきました。


自然史しずおか第13号の目次

自然史しずおかのindexにもどる

Homeにもどる

登録日:2007年9月20日


NPO 静岡県自然史博物館ネットワーク
spmnh.jp
Network for Shizuoka Prefecture Museum of Natural History